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新築事業を営む上で、より集客を増やし受注をふやしていくために、やらなければいけないことがあります。それはHPを整える、会社案内や商品のパンフレットを作成する。会社のロゴや名刺をデザインする。店舗のしつらえを綺麗にするなどユーザーの立場にたってホスピタリティを高めることなどです。そして、受注獲得がうまくいかないと思われる住宅会社様に限ってそのあたりのことができていないケースが多くありました。

しかし、そのおよそほとんどのことができているにも関わらず、受注獲得に悩む住宅会社がありました。それが、新潟県の南魚沼市にある株式会社ユーホームズ（代表：上村雄大様）という会社でした。ユーホームズは、代表である上村社長が元自衛官からアパレルを経験し、大工となり、14年前に独立してできた会社です。
 

そんな、ユーホームズ様と私たちの出会いは、2022年の6月でした。

出会った当時のユーホームズ様は、ホームページも綺麗に仕上がり、モデルハウスもある。そして、建物のデザインも良ければ、性能にもこだわった、いかにも人気店というような雰囲気の会社でした。しかし、話を聞いていくと、さまざまな策を実践しているが、思ったように受注を増やすことができない状態でした。

どこが問題になっているのかを掘り下げて確認すべくお話を聞き、環境分析（自社を知ること）と市場分析（顧客とライバル企業を知ること）を整理をしていくと、そこにはなんと１つの“思い込み”と１つの“勘違い”があることが分かりました。
 

では当時のユーホームズが何が間違っていたのかというと、ひとつは「うちの家は高いから売れない」と思われていたこと。もうひとつは「高性能がうちの家の強み」と思ってしまっていたことです。

ユーホームズさんが活動する新潟県南魚沼市は3メートルの雪が積もる豪雪地帯でもあります。そのため高気密高断熱といった住宅性能を重視することはもはやマストな要件です。しかし、近年の物価高から、コロナ前と比較し当時よりも１棟単価がアップしている状況でした。そのことからも売れない要因としての思い違いが生まれてきてしまっていました。

そこで私たちが最初に取り組んだことは、この認識の間違いを「うちの家は高くても売れる」「性能が高いのは他社も当たり前」と、社内で修正していただいたことです。簡単なようですが、高いと売れないと思っていたマインドを変えることと、今まで自社の武器としていたものを捨てることはそうそうできることではありません。

そのために、改めて自社商圏の分析と理解、商品構成の見直し、コストチェック、マーケティング戦略の構築、受注率の高いセールスの流れの効率化などなど、内部改善を８か月間じっくり行いました。
 

気づけば2022年の年末。タイミングがよかったのはたまたまのことですが、ユーホームズさんにとっては、満を持しての2023年を迎えることになりました。

結果だけお伝えすると、今では施工半年待ちの地元でも人気の住宅会社へと変貌を遂げています。更に言えば、当時デメリットとして認識していた価格については、会社を健全に継続させるための利益確保のため、意図して500万円ほどの単価アップをさせたにもかかわらず売れるようになってしまったのです。

ユーホームズ様がどのように成長されたかは、今回上村社長にしっかりとお話をお聞きしてきましたので、ぜひ、このセミナーを聞いてご確認ください。人の体が、ちょっとしたズレを整体で直すと調子が良くなるように、会社経営も、ちょっとしたズレを修正することができると、結果につながると、改めて感じました。

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